大会環境の推移(旧)

如何月 環境変遷

著者:どら

本ページでは、これまでの公式大会の流れに沿って、その時々にどのような要素が勝つために必要と考えられていたか、どのようなカードが流行っていたかを解説する。
こちらの内容を追っていくだけで最初期から最新の環境までをおえるようになっているため、「どうやって強いデッキを組めばよいかわからない」「何が強いかわからない」という方は参考にしてほしい。

如何月は一月に1-2弾のペースで新カードが発売されるため、以下の月一で開かれる過去の大会・交流会情報をベースに解説する

過去分(数字が古いほど昔)


【東方如何月2022年第一回大会】

2022年最初の大会は5月末に行われた。
今回も浅草橋の不知火をお借りして実施された。
参加者もかなり多く、新しく如何月を始めてくれたプレイヤー、初めて大会に参加するというプレイヤーも多くおり、11名のプレイヤーが揃った。
久々の大会ということで、環境の更新も大きく虹龍洞デッキ、幽夢の胡蝶デッキ、剛欲異聞デッキが追加されている。
オープンルールかつダブルイリミネーショントーナメントでの大会。


エラッタ内容


さて、本大会では一気に3デッキも追加されたため多様なデッキが見られることが予想されていた
虹龍洞デッキ発売時にそのド派手な性能と新規性から大きく話題となった⑫《黒きドラゴンイーター》姫虫百々世。

エラッタ 12百々世.jpg

幽夢の胡蝶デッキによって絶対的最強のワンショットキル性能と終盤の詰め性能を得た仙人魔界など、どれもが無視できない性能を秘めていた。


4神子.jpg5青娥&芳香.jpg魔界の住人12神綺.jpg


もちろん、これら以前に注目を集めた最強ストロングスタイルの悪魔デッキもその存在を無視できないはずだった。
しかしそんな話題などどこへやら、大会環境は実に半分以上が1つの種族に集まっていた。
やはり最新弾、剛欲異聞デッキに入っていたこのカードが最も注目を集めていた。


10多々良小傘.jpg

簡単に解説すれば、あらゆる場所から捨て札に送られれば回収できるカードだ。
攻撃で捨て札にいこうが、撃破されようが、ハンデスされようが、墓地に付喪神がある限り何度でも手札に帰ってくる。

如何月において、手札の枚数というのは有利不利を表す指標の一つだ。
弾幕攻撃やグレイズなど特殊な事情を除いて考えれば、手札が多いほうが勝つ、シンプルな理由だ。
このカードはそれを非常に高いレベルで実現するカードであり、誰が見ても強力な一枚だったということだろう。
弱い点といえば、付喪神を採用しなければならない点、そして⑩という高数値札を終盤まで失うことになるという点くらいだ。

この魅力に当てられたものがこの大会の半数程度を占めていたということだろう。
なお、その他には悪魔・妖獣・低数値自機・幽霊・百々世などがちらほらとみられていた。
下馬評で最も警戒されていた仙人魔界ワンショットキルは環境には存在しなかった。


では優勝デッキを見ていこう。



1メディスン・メランコリー.jpg幻想郷異伝2朝倉.jpg3多々良小傘.jpg4霊夢紫.jpg
5咲夜.jpg6依神女苑.jpg7古明地さとり.jpg8魔理沙.jpg
魔界の住人9アリス.jpg10封獣ぬえ.jpg11こまえーき.jpg12茨木華扇.jpg

ダブルイリミネーショントーナメントにて全勝優勝、付喪神環境を制したのは四季映姫&小町デッキだった。
⑧《人間組の魔術師担当》霧雨魔理沙と⑤《人間組のメイド担当》十六夜咲夜と⑨《Witch of Death》アリスを合わせることで、⑫《片腕有角の仙人》茨木華扇を再利用しつつ回収やシャッフル、自機移動など幅広い要素をデッキに取り入れつつパワーを上げているのが特徴的だろう。
⑫は自機への弾幕攻撃を回避しやすく、これを使いまわすことで今まで低数値自機では半ば必須とされた⑨《月まで届け、不死の煙》藤原妹紅を採用せずに済んでいる。

また、終盤に再利用する際は弾幕攻撃札としても延命札としても高水準のカードとなる点も見逃せず、序盤におけるため非撃破ロックによるめくり戦術からのワンショットキルが狙える構成なのも強力だ。
⑤の回避回収と、⑪《閻魔と死神》四季映姫&小町による攻撃回収で体力も高水準、①《ポイズンボディ》メディスン・メランコリーの再利用の強力さは新たに語るまでもないだろう。
低数値デッキの新たなる一振り、⑥《今宵は飄逸なエゴイスト》依神女苑は、下馬評で注目された仙人魔界など捨て札利用系を抑え込む強力な一枚でもあり、総じて対応力の高さとパワー両方を高いレベルで求めたデッキといえる。
反面、⑫を公開するカードが⑤⑨しかなく安定性は少々低めで、これらが失敗すると⑫を回収できず不利になりやすいという弱点もあり、使い手を選ぶ構築となっている。

付喪神に有利な点としては場に高数値が並ぶため回避力が高かったり、攻撃性能が高く回避成功をそう簡単に許さない構築であることが挙げられる。
また、⑥で付喪神を裏にすることで⑩《不憫な不法投棄物》多々良小傘が簡単には機能できないようになっていたり、回収性能もあるため手札差をつけられにくいところが一因と思われる。
ただし、デッキパワーの差が大きく存在していたわけではないため、どちらの優勝もありえたと考えられている。


次に準優勝デッキを見ていこう。



1秦こころ.jpg2多々良小傘.jpg3多々良小傘.jpg4霧雨魔理沙.jpg
5九十九八橋.jpg6九十九弁々.jpg7アリス&魔理沙.jpg8こいしこころ.jpg
9藤原妹紅.jpg10多々良小傘.jpg11こまえーき.jpg幻想郷異伝12夢月幻月.jpg

トーナメント途中、優勝者とあたり偶然にも勝敗は覆ったが、実質的には勝っていた。
もう一つの最強、付喪神デッキだ。

使用者のブバル氏曰く、朝起きて1時間で作ったとのことだが、非常に恐ろしいデッキであるといわざるを得ない。
もともと如何月というのは終盤戦が最重要視されるゲームであり、その考えは優勝デッキも同じである。
しかしこのデッキは完全に終盤戦を投げ捨てている。
序盤中盤に圧倒的な枚数差を実現すれば終盤戦など不要だといっているのである。
ある意味では如何月における戦術が確立される前の、古の考え方でその他全員をぶっ飛ばして決勝まで進んでしまったのである。
それだけ⑩《不憫な不法投棄物》多々良小傘というカードが秘めたパワーは大きかったのだといえる。

このデッキの付喪神は大半が捨て札の肥やしに過ぎない。
⑨《月まで届け、不死の煙》藤原妹紅で⑩《不憫な不法投棄物》多々良小傘をコストにすれば、手札消費なしで⑨で殴りまくれるというデッキだ。
⑨あれば大体は撃破可能だし、撃破すれば手札消費がないので1枚アドバンテージだ。
更に⑨を再利用できるということは、④自機を確実に守り続けられるということでもあり、攻守において絶大なシナジーを発揮した1枚といえる。

更に恐ろしいのは⑩と⑪《閻魔と死神》四季映姫&小町のシナジーだろう。
本来であれば⑪は超強力な効果であるものの種族デッキでは採用できない。
しかし⑩で全部裏にしてしまえば、裏のカードは種族を持たない札となるため、回収効果を発揮できてしまう。
更にいえば、一番低い数字を回収する効果ではあるものの、付喪神を全部裏にしてしまえば⑫を回収することすらも可能なのである。
このデッキは序盤中盤において相当に強力なデッキであることは間違いないだろう。

優勝デッキがどのような状況にも戦える受けのデッキであるのに対し、こちらはどのような相手にも強みを押し付けていく押しつけのデッキだったといえる。


決勝では、⑨《月まで届け、不死の煙》藤原妹紅をあえて倒さないように維持し、配置読みの情報アドバンテージでコントロールするという戦略が功を奏した形となった。
⑨《月まで届け、不死の煙》藤原妹紅の攻撃を高数値札や回収札でいなしつつ、付喪神側に⑪《閻魔と死神》四季映姫&小町を撃たせないように捨て札をコントロール、的確に攻撃札を撃破。
お互いの手札差が1枚以内になるように終盤戦まで引き延ばし、終盤力の差で刺し切った形となった。
デッキのパワーでいえばむしろ付喪神のほうが優勢であり、トーナメント途中で両者が戦った際には実質的に付喪神が勝利していたということもあり、この結果は紙一重だったといえる。

このように、今回の大会では付喪神が大流行りしたものの、まだまだ仙人魔界や妖獣などあけられていない箱がいくつも埋まっており、今後にも期待できるだろう。
現環境では非常に多様なデッキが肯定されており、遊ぶ上でも良環境である反面、明確な対策というのも難しい、面白みあふれる環境だったといる。

何よりうれしいのは、新たに如何月の大会・交流会に参加してくれるメンバーが多くいたことである。
是非、また一緒に遊びたい。

  • 最終更新:2022-08-01 22:38:37

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